供給過多な気がするけど

 久しぶりに休日出勤してきました。毎週のように休日出勤をしていたときは全然平気だったのだけど、たまに休日出勤して休みが一日だけだと疲れがあまりとれない気が・・・。

 
 前に買った本すらまともに読んでいないのに、また本を買ってしまいました・・・。タイトルがおもしろそうだとすぐ買ってしまうのだよね。『どこにもない国』という現代アメリ幻想小説集(いろいろな作者の短編がまとまっているやつ)とレアード・ハントという人の『インディアナインディアナ』という小説。


どこにもない国―現代アメリカ幻想小説集

どこにもない国―現代アメリカ幻想小説集


インディアナ、インディアナ

インディアナ、インディアナ


インディアナインディアナ』のほうはまだ読んでいないのだけど、『どこにもない国』のほうはちょぼちょぼ読んでいる。幻想小説というだけあって、自分たちの日常とは全く別の世界の話ばかりで、どの話も最初とっつきづらいです。というか説明しづらいです。リンク先にたぶん詳しい説明があるので、内容はそっちで読んでください。
 今回買った2冊は、レジに持って行ってから気づいたのだけど、訳者が同じ柴田元幸という人で、この人がよく訳しているポール・オースターというアメリカの小説家の作品が好きで昔よく読んでいた。最初に読んだのが『ムーンパレス』という作品でこれがすごくおもしろくて、他の作品も色々読んだのだけど、『Timbuktu』という作品だけ未だに訳されていなくて、もうだいぶ前だけど原書を買ってきて辞書を片手に読みました。唯一洋書で(かろうじて)最後まで読めた作品。たぶんそれほど難しい英語ではないのだけど、英語独特の言い回しとかが出てくるとちょっとわからなかったです。話の最後のところもちょっと理解できない文章があったので、自分の中ではある意味で幻想的な小説になってます。それでも結構おもしろく読めました。この小説の主人公は犬で、ウィリー・G・クリスマスとか名乗る名前も頭もおかしな飼い主がいたのだけど、途中で死んでしまって、放浪しながら生きていくという話だった気が・・・あやしいのでこれ以上書くのをやめときます。犬好きで英語力にそれなりに自信のある方にはおもしろいのではないかと。というか早く日本語訳でないのかね・・・。実は僕の訳が間違っていて、主人公は実は猫だったりして。


Timbuktu

Timbuktu