It was all yellow

 以前なくした「大人のDSトレーニング」をやっとこさみつけた。なんとか「なんかの袋」に入れたところまで思い出せたので、いろいろ袋をあけて探したら、HMVの袋の中にあった。あやうくごみと一緒に・・・。久しぶりに脳年齢を計ったら40歳という結果だったのだけど、色を答える問題で「きいろ」をなかなか認識してくれないからだと思う。声を出さない問題だけでやると26歳でした。


 あと久しぶりに本を一冊読み終えた。といっても買ったのは一年近くまえだとおもうけど。結末は賛否両論あるだろうけど面白かったです。


くらやみの速さはどれくらい (海外SFノヴェルズ)

くらやみの速さはどれくらい (海外SFノヴェルズ)


 エリザベス・ムーンという人の『くらやみの速さはどれくらい』という近未来を舞台にしたSF小説なのだけど、SFっぽいところはほとんどなくて、ただ単に自閉症は子供のときに治療すればなおるようになっているくらい。科学的な難しい話もでてこないです。そんな話になったら、まず僕が読めないし。。。
 ストーリーは主人公のルウは自閉症の治療法が開発される前に生まれた最後の世代の自閉症患者で、自らの勤める製薬会社であらたに開発した自閉症の治療を受けることを迫られるというお話。ほとんどこの自閉症患者ルウの視点で物語が進むのだけど、「ノーマル」の人とは少し違う考え方や世界観は読んでいて結構おもしろかったです。
 この小説でルウは、治療によって自閉症でなくなった自分は、たとえ今の記憶を持つとしても、今の自分とは違う自分ではないかと考える。うーん、どっちなんだろうね・・・。一年位前に読んだ『オルタード・カーボン』という27世紀を舞台にしたSF小説では、人の心や記憶をデジタル化してメモリに保存でき、法律で禁止されているけどコピーを作ったりすることもできる。肉体さえあればまったく同じ記憶や考え方をもったクローンを作ることもできるのだけど、目の前に自分とまったく同じ記憶や考え方をする人がいたとしたら、それはやはり自分なのだろうか・・・。まあ、よくわかんねっす。


オルタード・カーボン

オルタード・カーボン